【離婚・財産分与】相手方の主張(2,500万円)を覆す!精緻な不動産鑑定評価書と弁護士との戦略的タッグで4,800万円妥結へ導き、ご依頼者様の生活を守った事例(福岡都市圏)

弁護士 個人・地主 相続・遺産分割・親族間トラブル

案件の概要

  • 依頼目的:  離婚手続きに伴う財産分与協議・調停のための対象不動産(分譲マンション)の適正時価(正常価格)の算定
  • 対象物件: 区分所有建物(ファミリー向け分譲マンション)
  • 所在地: 福岡都市圏
  • ご依頼者様: 離婚問題に注力する弁護士様(最終クライアント:申立人様・個人)

【Before】ご依頼の背景と直面していた課題

「相手方が提示してきた提示額は相場の半額(2,500万円)……小さなお子様を抱え、不当な条件での妥結は絶対に防がなければならなかった」

ご相談をいただいたのは、離婚交渉・調停を担当されている申立人側の弁護士の先生からでした。

離婚に伴う財産分与において、夫婦で暮らしていた分譲マンションの評価が最大の争点となっていました。 相手方(配偶者側)は自ら手配した「価格等調査報告書」を提出し、対象マンションの価値を「2,500万円」と主張。この低い金額を基準に財産分与が進められようとしており、ご依頼者様が受け取れる分与金(代償金等)が大幅に削られてしまう深刻な危機に直面していました。

ご依頼者様は、小さなお子様を抱えて新しい生活をスタートさせようとされており、経済的にも決して余裕がある状態ではありませんでした。ここで不利な価格を受け入れてしまえば、母子の将来の生活基盤そのものが揺らいでしまいます。

弁護士の先生から「相手方の主張する2,500万円がいかに実態と乖離しているかを論理的に打ち砕く、圧倒的な客観性と説得力を持った『正式な不動産鑑定評価書』が必要だ」とご要請をいただき、当社が評価を担当することとなりました。

【Action】不動産鑑定士のアプローチと専門的見地

本件のポイントは、単に評価額を出すだけでなく、「相手方の提示した算定ロジックの不備を突き、こちらの主張を通すための『進め方』まで見据えること」でした。

1. 実勢相場と専有部分の価値を完璧に立証する「正式な不動産鑑定評価書」の作成

近隣における類似マンションの成約事例や取引動向を網羅的に採集。階層・角部屋・陽当り・室内コンディションなどの個別要因を徹底的に分析し、不動産市場における「完全な正常価格」として「5,000万円」を導き出しました。 相手方の提出資料で看過されていた市場性や個別要因の分析不足を緻密な評価ロジックで指摘し、2,500万円という数字の不合理さを学術的・実務的に証明いたしました。

2. 弁護士との密な戦略会議と「成功に導く進め方」の共有

本案件で最も重要だったのは、「作成した評価書をどう活用し、どのような順序で調停・交渉を進めるか」という戦略を弁護士の先生と完全に同期させたことです。 当社の評価書に込めた「価格形成の根拠」や「相手方主張の不備・欠陥」を弁護士の先生へ丁寧にお伝えし、先生もこちらの意図を100%汲み取って調停の場で完璧に主張を展開してくださいました。専門家同士の優れた連携と進め方が、相手方を追い詰める決定打となりました。

【After】結果とご依頼者様のメリット

「相手方の主張を退け『4,800万円』で妥結!正当な財産分与で母子の生活が救われました!」

当社が作成した厳格な不動産鑑定評価書と、それに基づいた弁護士の先生の巧みな交渉展開により、相手方側も自らの2,500万円という主張を維持できなくなりました。

最終的に、当社の鑑定評価額(5,000万円)に極めて近い「4,800万円」をベースとする価格で正式に妥結いたしました。

  • 約2,300万円の評価額引き上げ: 相手方の提示額(2,500万円)から2,300万円も引き上がった価格で合意できたことで、ご依頼者様が手にする財産分与額は大幅に増額されました。
  • 新生活への安心感: 小さなお子様を抱えるご依頼者様が、将来への不安なく新生活を踏み出すための十分な資金的裏付けを確保することができました。

ご依頼者様からは涙ながらに感謝していただき、弁護士の先生からも「鑑定士の先生が隙のない評価書を作ってくれ、こちらが意図した通りの交渉ステップを踏めるよう完璧にサポートしてくれたおかげで、経済的に厳しい立場にいた依頼者を本当の意味で救うことができた」と、最高のお言葉をいただくことができました。

【専門家コラム】離婚の財産分与で試される「不動産鑑定書の質」と「戦略的な進め方」

離婚時の財産分与において、相手方から何らかの評価資料(査定書や調査報告書など)が出されている場合、単に数字を比較し合うだけでは調停や裁判を有利に進めることはできません。

1. 価格の妥当性を決定づける「正式な不動産鑑定評価書」の力

裁判所や調停委員会において、不動産の「真の市場価値(時価)」を証明するための最高峰のエビデンスは、不動産鑑定評価基準に則って作成された「正式な不動産鑑定評価書」です。 簡略化された報告書や簡易査定に対し、対象不動産の個別要因や地域要因を徹底的に解析して作成された鑑定評価書は、説得力・証拠能力において圧倒的な差を生み出します。相手方主張の根拠の浅さを論理的に突くことで、議論の主導権を握ることが可能になります。

2.「評価書のクオリティ」×「弁護士との連携・進め方」= 依頼者を救う最高の結果

どれほど素晴らしい評価書があっても、それが交渉の場で効果的に使われなければ意味がありません。

  • 鑑定士の役割: 相手方の算定ロジックの弱点を洗い出し、揺るぎない適正価格(時価)を立証すること。
  • 弁護士の役割: 鑑定士の意図を正確に把握し、調停や交渉の場で最も効果的なタイミングとストーリーで主張を展開すること。

このように、鑑定士と弁護士がしっかりと手を取り合い、「どう案件を進めていくか」という戦略を共有して臨むことこそが、相手方の不当な主張を退け、ご依頼者様の正当な権利と生活を守り抜く唯一無二の鍵となります。

【離婚問題でお悩みの個人のお客様・弁護士の先生方へ】

「相手方が不当な評価額を主張してきて譲らない」「小さなお子様との今後の生活のために、正当な財産分与を確保したい」「相手方の評価の不備を突き、調停・裁判で優位に立てる最高水準のエビデンスとサポートが欲しい」

離婚に伴う不動産評価は、単なる作業ではなく「ご依頼者様の人生と将来を守るための戦い」です。当社は、高度な鑑定技術はもちろんのこと、弁護士の先生との戦略的連携を重視し、ご依頼者様の正当な権利を守り抜きます。どうか一人で悩まずご相談ください。

※本評価実例は、過去の実際の鑑定評価実績をベースに、守秘義務およびプライバシー保護の観点から、所在地・名称・数値の細部を一部抽象化・変更して掲載しております。